岩槻ってどんなまち?

城下町の情趣が残るまち

皇居東御苑(江戸城)から東北方面に約8里。中世において上杉氏と北条氏、そして豊臣氏との攻防の中で攻守の要であった土地柄、静かな町には多くの物語の足跡があちこちに残っています。中世後半に太田道真、道灌父子による築城とされる(※現在諸説あるとの市の見解ですが、当団体では太田道灌築城説をとっています)岩槻城には歴代の譜代大名により治められ、城下町としての街並みが整いました。江戸の世に入ってからは日光東照宮への将軍の社参のおりの宿場町としても栄え、東照宮の工匠が岩槻に住み着き、人形作りを始めたことが現在の「人形のまち岩槻」につながっているとも言われています。

 岩槻のまちは歩いて散策すると面白さがわかります。大構えの跡をたどってみたり、路地を巡ってみたり。2020年にオープンした人形博物館はここでしか見られない展示がたくさんあります。同敷地内のにぎわい交流館での体験型イベント、ヨーロッパ野菜を使った料理が楽しめる「ヨロ研カフェ」など新たな魅力が加わりました。